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『こたつがほしい』編集後記

 

12月23日0時、なるらんどさん企画「ワンテーマボイスドラマ」のテーマ【こたつ】参加作品『こたつがほしい』をUPさせていただきました。

ここではその背景というか、裏話をお話しようと思います。

 

※作品のネタバレを含みますので、作品を聞いていただいてから読んで下さい。

 

 

今回も参加させていただきました、なるらんどさん主催の第3回「ワンテーマボイスドラマ」!!色々語っていこうと思います。

 

●脚本について

 

今回のテーマがなるらんどさんから「こたつ」と発表され、多くの企画者さんはポカンと宇宙猫状態になったのではないでしょうか。かく言う私もその一人です。

「こ・・・こたつ!?えっめっちゃ予想の斜め上から来たんやけど・・・え、どうしよう・・・」と本気で思いました。

でも考えてみると意外と思いつくもので。

思いついたものの中から、あえて「こたつが無い部屋でこたつがほしいと言い合うコメディ」を選びました。

めちゃくちゃ余談ですが、2人が言い合うシーンの家事分担の台詞は実際のこひら家夫婦の分担がモデルになっています。

・・・私がズボラなのがバレてしまう・・・!!(周知の事実)

更に言っちゃうと、2人がこたつを断念する「こたつが出てくるホラー映画」のアイデアは夫からもらいました。

家で脚本を考えていて、「一回こたつ買うってなって、何かで断念してオチにしたいなぁ、何で断念させよう・・・」と呟いた私に、「こたつが出てくるホラー映画見ちゃうとかは?」と言ってくれて、「それだ!」となりました。

そこから「こたつに引きずり込まれるホラー映画」にしました。

・・・ホラーが苦手な方がいたらごめんなさい。

けど本当に苦手な方は、あの動画の暗いこたつとホラー映画独特のBGMで全てを察して自衛してくださったと信じています。

 

●キャストさんについて

 

隼人役のティオンヌマンさんについては、書いている段階から「お願いしたい・・・!」と思っていました。

自分で気に入っている「こたつなんていいこと1つも無いぞ」から始まる長台詞を書いている内に、どうにもティオンヌマンさんの声で脳内再生されてしまいまして。ギャグからシリアスまでこなせて、自然な感じの若い男性、という役にぴったりな方でした。

音源が届いたら、予想以上に推せる男子になってました。

多分隼人くんはこれ以前にも大分モテてたと思います、色んな女子からかわいがられてたと思います。テンポも喋り方も最高でした。

例の「こたつなんて~」の長台詞中の「ポテチのカスとか出てくるし」の言い方が特にツボです(ピンポイント)。

 

早紀役の巫部えるさんも、出演作を色々聞かせて頂いていた中で、テンポ良く、かわいく、演じて頂けると思ってお願いしました。

音源が届いてもう爆笑しました、かわいくてしっかりしているのはもちろん、巫部さんのギャグセンスが最高で、自分が書いた台詞を最高に生かしてくださっていると思って嬉しくなりました。

個人的には「湯たんぽって!」のツッコミが大好きです。

 

そしてシークレットキャラ!

劇中に出てくる映画の女性・幽霊役を東雲やみこさんにお願いしました。

まさかのこたつに引きずり込まれる女性と、引きずり込む幽霊役というなかなか無い2役を演じて頂きました。

収録の際もいくつかパターンを用意してくださってありがたかったです。

私としては「やだ!やめて!」の所のリアルな怖がりようが好きです。

 

キャストの皆さん、ご協力ありがとうございました。

 

●編集について

 

編集めちゃくちゃ楽しかったです、特に早紀と隼人の言い合い。

ギャグはテンポが命!!とばかりに、編集ソフトで台詞の位置を何度も調整して整えていきました。

BGM探しが結構難航しましたが、ベストなものが見つかったと思います。

なおホラー映画のシーンはそれだけで別に作成し、その全体にエフェクトをかけてテレビからの音声っぽくする、という感じにしました。

映画シーンだけでも声のエフェクトやBGM、SEにも結構こだわったのでお気に入りです。

やみこさんすいません・・・!と思いつつ幽霊役の台詞はピッチ思い切り下げました。

おかげでめちゃくちゃ怖い幽霊さんが出来上がりました・・・。

聞きながら自分で「怖いぃいい・・・!!」と呟いてました。

でもやっぱりお気に入りです。

 

●最後に

ということで、投稿後のあとがきでした。

企画のなるらんどさん、ご協力頂いたキャストさん方、聞いて下さったリスナーの皆さん、ありがとうございました。

 

これからもよろしくお願いします。